2014年1月13日

田母神俊雄氏は本当に愛国者か

前々回の記事で東京都知事選に出馬する田母神俊雄氏を支持出来ない理由を二つ述べた。
一つは田母神氏が安倍支持者であること。
二つ目に、2012年の在日米軍兵士による集団強姦事件について、事実と異なるツイートをしながらそれを訂正していないこと。
(「田母神俊雄氏の東京都知事選出馬を支持しない」http://pagent.seesaa.net/article/384510507.html

私が田母神氏を支持出来ない理由はもう一つある。田母神氏が本当に巷で言われているような愛国者かどうかということなのだが、それはアマゾンのサイトで『ひと目でわかる「アジア解放」時代の日本精神』という著書に対しての、あるレビューを見たことに起因する。
以下にその一部を引用する。

(前略)
私は、水間さんが推奨する当時の一次資料に基づいて歴史をまとめた著書を
著名な政治家や言論人(田母神俊雄等)に武器として使用してもらうために
使用方法を記載した紙を同封して郵送して寄贈したことがありますが、
それが有効活用されたことは確認した限りありません。
つまり、愛国者面した大半の人は愛国者ではないわけです。
1番分かり易い実例を挙げましょう。
平成24年1月に、河村市長が南京大虐殺はでっち上げだと主張する発言を行いました。
そして、田母神さんもブログでその主張に賛同することを度々書いていました。
そこで、河村市長と田母神さん(の事務所)に
南京の実相―国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった
使用方法記載の紙と同封して寄贈しました。
田母神さんのブログのコメント欄にも数回同趣旨のことを書きました。
でも、いまだかつて武器として使用された形跡はありません。
(中略)
アメリカが突っぱねられない程、隙が無い著書ということです。
その様な完全無欠な著書に使用方法を添付しても武器として使用しないということは
河村市長や田母神さんは愛国者を装った敵国の工作員と判断できます。
特に、田母神さんは自衛官であった頃は言論の自由が無かったから
言論人になったら何でも言えると感慨深げに語っていたと記憶していますが、
それならなんで完全無欠の著書を根拠にブログなり講演会で発言しないのか。
自衛官は本質的に軍人ですので、一般人より武器といった概念に対して敏感なはずですが、
田母神さんがやっていることは効果が無い武器を延々と使用して「おかしい効かない」と自演していることになります。
もしくは、敵が居ない場所に攻撃していることになります。
GHQ占領下にGHQが白人国家にとって都合が悪い書物を焚書していたことも
記者会見で発言していた覚えがありますが、その際にうってつけの著書
西尾幹二著「GHQ焚書図書開封」を紹介しなかったのも理解できません。
本人の発言だけですと、ニュースになっても次のニュースによって流されてしまいがちですが、
著書を提示すれば情報源のダムとなってより多くの人に情報が一定量的確に伝わることを
まさか自衛官で航空幕僚長まで行った人が認識していないとは考えにくいので
意図的にやったとしか思えません。
(後略)
http://www.amazon.co.jp/review/R1QYBDFSTJD07R/ref=cm_cr_pr_perm?ie=UTF8&ASIN=4569813895&linkCode=&nodeID=&tag=

田母神氏が『南京の実相―国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった』を活用しない理由は

[1]この本の有効性を軽視していた。
[2]この本の有効性を認識しつつも活用しなかった。

の二つ。
この本の評価については賛否両論あるようだし私自身読んでいないのだが、評判を見る限りこの『南京の実相』は「南京大虐殺」を疑問視する者にとって強力な武器になりうるもののようである。
とすると[1]の理由は考え辛く、レビュー者の主張通り[2]の「有効性を認識しつつも活用しなかった。」という可能性が高い。

「敵国の工作員」は言い過ぎだと思うが、おそらくは『南京の実相』が「極めて有効だから」こそ活用しないのだ。
こんな本が売れてしまっては自身の出番が無くなってしまいかねない。講演会でけっこう稼いでおられるらしい田母神氏としては、はなはだ困るのだろう。よくあるプロレスである。

「田母神閣下」などと馬鹿ツイートをしている暇があったら、田母神氏が本当に愛国者かどうかじっくり見極めるべきである。

タグ:田母神俊雄
posted by ぱじぇんと | コメント(8) | トラックバック(0) | 本編
この記事へのコメント
とりあえず、田母神閣下がもし偽物の愛国者だとしても、本物の売国奴よりはましなんじゃないですかね?。
Posted by ありがとう at 2014年1月14日 12:51
「本物の売国奴」も「偽物の愛国者」もどっちも駄目に決まっている。
それから批判的な内容でもコメントは歓迎しますが、注意書きをちゃんと読んで下さい。
Posted by プラモデル工作員すだち at 2014年1月14日 19:10
こんばんは。
そのレビューを書いた本人です。
上記レビューでは、田母神さんが
売文家であることは確かですが
敵国の工作員であるかは分からないので
説明を変えたレビュー文を別の著書に関連付けて書きましたので
読んでみてください。
http://www.amazon.co.jp/review/R1FFGM1NS33FJF/ref=cm_cr_rdp_perm

アマゾンのレビューは、
他サイトのURLは弾くので
ハイフンで囲んだ文言をコピーして
検索エンジンで検索して
対象記事に辿りついてください。
Posted by シェンムーIIIを待つ者 at 2014年1月20日 19:16
それにしても、
私の経験を取り上げてくれる人がいたなんて
驚きました。
「田母神さーん」と
黄色い声を挙げているだけの人しか
見かけなかったもので。
Posted by シェンムーIIIを待つ者 at 2014年1月20日 20:01
シェンムーIIIを待つ者さん
コメント有難うございます。レビュー者ご本人からコメント頂けて光栄です。

さらに詳細な情報の提供有難うございます。

いま気が付きましたがレビューには「全文を条件に」転載可と書かれていますね。
田母神氏が本当に愛国者かどうかということに論点を絞りたかったのと、自身長文を読むのが少々苦手ということもあり部分的な引用をさせて頂きました。
当該レビューにリンクを貼らせて頂いたことでご了承下さい。
Posted by プラモデル工作員すだち at 2014年1月21日 07:55
全文転載を条件しないと、
文意が変わってしまう場合がある為、
その様に記述しましたから
その様な理由でしたら問題ありません。
何より、リンクを貼っていらしたので
気にしません。
Posted by シェンムーIIIを待つ者 at 2014年1月21日 13:39
シェンムーIIIを待つ者さん
別書籍に対する新規のレビュー、拝見しました。
ご示唆の通り検索して下記二つのブログ記事も読みました。

河村市長、頑張れ!|田母神俊雄オフィシャルブログ「志は高く、熱く燃える」
http://ameblo.jp/toshio-tamogami/entry-11177523385.html

超拡散《南京関連本の見極め方》 - 【水間条項ー国益最前線ジャーナリスト水間政憲のブログです。】
http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-757.html

胡錦濤元中国国家主席への「公開質問状」は水間政憲氏の言うとおり「トンチンカン」で「小学生レベル」のものだと思います。
(質問状で胡錦濤氏を「閣下」と呼ぶ神経が分かりません。最低限の礼を尽くして呼び捨ては避けるにしても、「〜殿」が妥当と思います。)
自分達の「愛国者アピール」が主眼としか考えられません。

私が田母神氏を評するに、「敵国の工作員」は言い過ぎ、と書いたのは「敵国」の言葉から中国を想像したためです。
中国と慣れ合いのプロレスをしているのは確かだとしても、中国からの「指示」まで受けているかどうか、疑問があったからです。

ただ、田母神氏がユダヤ国際銀行家の走狗と言わざるをえない安倍晋三氏を全面的に支持しているところをみると、「敵(ユダヤ)の工作員」と判断するのは必ずしも間違いでは無いように思います。
Posted by プラモデル工作員すだち at 2014年1月21日 18:44
それから、

「著名な政治家や言論人に期待してもその人が日本にとっての愛国者かどうかは分からないので期待しないほうが建設的」

との言葉は私も痛感するところです。

字句通り、水間政憲氏をも「盲信してはならない」ということだと思います。
Posted by プラモデル工作員すだち at 2014年1月21日 20:08
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