2015年2月27日

枕詞(まくらことば)には意味がある

枕詞(まくらことば)の説明として、大辞林 第三版には下記のようにある。
昔の歌文に見られる修辞法の一。特に和歌などで,特定の語句に冠して,修飾しあるいは句調を整える語句をいう。修飾する語と修飾される語との間には一定のきまりがあり,個人の創造が許されない点で,序詞と区別される。五音のものが最も多いが,三音・四音,また七音のものもある。平安時代より現代に至るまで発語・歌枕・諷詞・冠辞・頭辞・かぶり・よそひ・かざし・玉かづら等種々の名称がある。枕詞の名称は室町時代頃から見られる。「あしひきの」「あらたまの」「たらちねの」など。
枕詞(まくらことば)とは - コトバンク

意味の無い、ただの飾り。

とてもそうは思えない。

最初その「枕詞」が詠まれた時に、突然、なんの脈絡もなく特定の音が出て来るはずは無いし、三十一文字という制約の中にわざわざ意味を持たない言葉を入れるというのも理解し難い。
確かに時代が下れば慣用的に置かれたりもしただろうけど、元々は意味を持つ言葉として、どうしても必要な言葉として詠まれていたに違いない。
徐々に後の人が意味をとれなくなって行き、それでだんだんと「ただの飾り」という扱いになって行ったのだろう。

「あかねさす」は「日」「昼」「紫」に掛かる枕詞ということになっているらしい。
だが、前記事で引用した「あかねさす 君が心し 忘れかねつも」の歌の詠み人にとっては、「君」(古くは男性に対しての二人称)は「あかね」がさして見えた。
人物を形容するに「あかねさす」とはどういうことなのか、はっきりとは分からない。
もしかすると二人の間には、「あかね」さす空の思い出があったのだろうか。
かなうなら詠者に聞いてみたい。

枕詞の元々の意味。
なかなか思慮が及ばないが、思いをめぐらすのは楽しくもある。

タグ:ことば
posted by ぱじぇんと | コメント(0) | トラックバック(0) | 本編
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