2015年5月10日

「わるもん」は本当に「悪もん」か

小説やドラマでは「わるもん」(悪役)と「ええもん」(善玉)がはっきりしていると分かりやすい。
だが、「わるもん」は本当にそれほど「悪いやつ」だったのか。

先日NHKの番組で見たが、三国志を扱った作品で悪役として描かれることの多い魏の曹操は、実はなかなかの人物だったそうだ。

戦闘の後、敵陣から押収した文書の中に、配下の武将が敵と内通していた証拠の手紙がいくつかあったが、曹操はこれらを見ずに、すべて焼却させたそうだ。
その時点では、家臣の裏切りも敢えて不問に付した方が得策だという冷徹な計算があったのかもしれないが、誰が裏切り者か、つい見たくなってしまいそうなもの。
なかなか出来ることではないだろう。

赤穂浪士のかたき役の吉良上野介もひょっとすると多くの人から慕われる好人物だったかもしれない。
安政の大獄を行った井伊直弼にしても。

「わるもん」にこそ語られて来なかったドラマが隠されているのでは、と思わずにはおれない。


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ーー
(追記)
以前、「夜のヤッターマン」というアニメをちらっと見た。
「ヤッターマン」より後の時代を描いたアニメで、正義のヤッターマンが実は酷い奴らで、悪のドロンジョ一味がいい人達だったという設定。
着想はとても面白いのだが、ストーリーの出来はあまり良くないようだった。

posted by ぱじぇんと | コメント(0) | トラックバック(0) | 本編
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