2015年5月14日

グローバリズム - アメリカ版「八紘一宇」

なんのつもりか予算委員会で唐突に「八紘一宇」という用語を使った三原じゅん子参院議員。
単にネトウヨ受けを狙ったものか、それとも観測気球的に上げてみてくれと、どこかから依頼でもあったのか。
実際のところは知る由もないが、世界は一つの家というこの「八紘一宇」なる用語、どう見ても「日本発のグローバリズム」としか考えられない。

「八紘一宇 グローバリズム」で検索すると、チャンネル桜のおじさんの動画などがずらずらと並んでいる。
馬鹿馬鹿しいので動画は見ていないが、概要から判断すると「グローバリズム」と「八紘一宇」は違うものだと言いたいらしい。
(”左翼の言う「グリーバリズム」”などと書かれてあったのが引っかかる。「安倍さんをグローバリスト呼ばわりする奴は左翼だ」とでも言いたいのだろうか?)

検索結果をさらに見ていくと、この動画を批判する記事が見つかった。
WJFプロジェクト こら、水島! こら、田母神! (3)
(以下箇条書きに引用)

  • 日本書紀の「掩八紘而為宇」は「日本の国内を、一つの家のようにまとめよう」という話

  • 世界規模の話に拡大する際、人為的に作られたのが「八紘一宇」という特殊な言葉

  • 神道を歪めたグローバル・カルトであり、統一教会の教祖、文鮮明の「人類一家族」思想と何も変わるところはない

  • 「八紘一宇」というグローバル思想は、唾棄しなくてはならないはずのもの


等々、神道云々はよく分からないが、それ以外は思うところ余すこと無く論述されていた。

これ以上付け加えることも無かったのだが、ふと思った。
八紘一宇が「日本版グローバリズム」だとすると、逆にグローバリズムは「アメリカ版の八紘一宇」とも言えるのではないかと。
グローバリストは、「自由な経済活動という理念のもと、世界は一つの家族のようになるのだ。」と本気で考えているのかもしれない。

また、「八紘一宇」好きのネトウヨが、グローバリズムに邁進する安倍氏に寛容なのも不思議ではなくなる。
アメリカ版とはいえ、なんせ「八紘一宇」なのだから。

日本版だろうとアメリカ版だろうと、「世界は一家族」なんて、まっぴらごめんである。

ーー
(補記)
Wikipediaによると、「八紘一宇」という用語は、「大正期に日蓮主義者の田中智學が、道徳価値(筆者注:道徳価値というより宗教が適切か)の表現として造語し、その後軍部がこの用語に注目し、政策標語として頻繁に使用されるようになった」そうだ。
八紘一宇 - Wikipedia

カルトにふさわしい。

posted by ぱじぇんと | コメント(0) | 本編
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