2015年5月29日

『慰安婦神話の脱神話化』第3部 書き写し

「WJFプロジェクト」による動画『慰安婦神話の脱神話化』第3部(全編・高速・無音楽版14分5秒頃〜、通常全編版30分38秒頃〜)より書き写し。


偽善者よ、まず自分の目から梁を取りのけるがよい。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からちりを取りのけることができるだろう。
マタイによる福音書7:5

― 第3部 ― 実際に何が起きるべきなのか



(ニュース映像)
"アメリカの性奴隷たちの生活の内部" ABC News, 2013年7月25日
(男性キャスター)
最も恐ろしい犯罪、道義的におぞましく残忍な犯罪、
広域に拡散する人間性を疑うような犯罪について考えるとき、
そのような犯罪はどこか遠くの場所で起きるものだと、私たちは思いがちです。
だからこそ、次のニュースは私たちをとても動揺させるものでした。
FBIのおとり捜査で、150名以上の売春斡旋業者が逮捕され、
100名以上の子どもたちが救出されたのです。
ここアメリカにおける性奴隷。
それはどのようにして起きるのか?そして、犠牲者は誰なのか?
ABCのマリアナ・ヴァンツェラーが、覆面取材を行いました。

(レポーターによるナレーションがフェードアウトし、ニュース映像からパネル表示へ)

性奴隷は昔話ではない。
それは、遠い時代や場所や、
異常な状況下で起きた問題ではなく、
現代のアメリカを含む、
どんな時代や場所でも見ることのできる
きわめてありふれた問題なのだ。
日本の「慰安婦」は、本当に
「前例のない、比較を絶した残虐行為」
だったのだろうか?
それとも、人類が共に向き合わなくてはならない
普遍的な問題の一部にすぎなかったのだろうか?

第1部&第2部で見たように、慰安婦問題は、
個別的な問題だった。

(「第1部: 実際に何が起きたのか」で取り上げたビルマ・ミッチーナの朝鮮人慰安婦たち、写真)

1.慰安婦は全般に自分の意志に反して強制されたのか?
すべてか、一部か?
強制された女性も、志願した女性もいた。

(「第2部:実際に何が起きなかったのか」から、強制された慰安婦・志願した慰安婦の図表)

(「第1部:実際に何が起きたのか」から、年季奉公・就職詐欺・違法動員の図表)

これらの悲劇は、制度を悪用した
一般の個人や兵士によって
引き起こされたものであり、
日本政府が直接関与したわけではない。

同時に、慰安婦問題は、
一般的な問題だった。

(写真:アジア人慰安婦に寄りかかる米軍?兵士ら)

軍用売春は、人類の歴史を通じて、
普遍的現象だった。

(写真:米軍による売春婦診療風景 FIGURE 59.ーU.S.Army personnel helped in the routine checking,examination,and treatment of hostesses and prostitutes)

(写真:慰安婦の胸に手をやり笑う米軍?兵士ら)

(写真:バー?内部の風景 ホステス・売春婦や兵士ら)

「聖行列」(キリスト教の儀式)のように振る舞う
軍隊はいまだかつて存在しない。

(売春婦と兵士の写真3枚)

慰安婦たちの悲劇は
どんな時代や場所でも
起きうるものだった。

(写真:「RESTAURANT」戸口に並ぶ芸者風の女性ら 店の看板には「GEISYA GIRLS ARE WAITING YOU WITH ALL HER HEARTS. PLEASE,COME IN SECOND FLOOR」の広告)

(写真:芝生でくつろぐ売春婦?と兵士)

(写真:売春宿らしき店の戸口に行列する兵士ら)

実際に、同様の悲劇が
21世紀の現在も
起きている。

(写真:軍帽に下着姿で銃を抱える兵士ら 売春宿の内部か)

(写真:バーもしくは売春宿戸口の風景 兵士と女性ら)

(写真:バーもしくは売春宿内部の風景 女性の肩に腕を回して立つ兵士ら)

どこで?

アメリカと韓国の間で
(背景:アメリカと韓国の国旗)

(ニュース映像)
"韓国の「ジューシー・バー」の悪夢を生きて" CNN, 2013年12月18日
(男性キャスター)
ソウルの米軍基地近辺に存在するバーは兵士たちの溜まり場ですが、
いわゆる「ジューシー・バー」で働く女性たちの中には
飲み物以上のサービスを提供するように強要され、性奴隷に身を落とす人々が存在します。
警告させていただきますが、本日のCNNのフリーダム・プロジェクトの放送は
一部の方たちが不快に思われる表現を含んでいます。
ポーラ・ハンコックが、ある被害者を取材しました。
彼女は、ジューシーバーの悪夢を生き、辛くも逃げ出してきた女性です。
ソウルからのレポートです。

(レポーター)
祖国から遠く離れたソウルの保護施設で、ジョセリン・ディオカレスは、宝石を作っています。
一つのブレスレットは5ドルで売れます。
彼女に対して残酷な国で、お金を稼ごうとしているのです。
ディオカレスは、祖国フィリピンで、プロモーターから歌手になる仕事を約束されました。
夫と子供を残して、彼女は韓国に向かいましたが、
韓国に着くとジューシーバーで働くように強制されたと彼女は述べています。
これらのバーは米軍基地周辺に設けられており、主にフィリピン人女性が働いています。
兵士たちは、女性に話しかけるために高い飲み物を買わなくてはなりません。
ディオカレスによれば、割り当ての量の飲み物が売れなければ、
他の手段を使って、違いを作り出さなくてはなりませんでした。

(被害者)
兵士たちは、私たちに飲み物をおごると、
「今夜一緒に外出できる?」とか、
「一緒にデートできる?」とか、「ホテルに行ける?」とか、
「手でしてくれる?」とか、「口でしてくれる?」とか頼んできます。
クラブにくると、彼らはいつもそのように頼んできます。

(レポーター)
米兵たちは、何を頼むべきかがわかっていたということですか?(2つ目の「か」を「が」に修正)

(被害者)
はい、彼らはわかっています。

(レポーター)
アメリカ下院議員のクリス・スミスは、これらの女性たちの救済に尽力してきました。

(クリス・スミス下院議員)
しばしばパスポートが取り上げられてしまいます。
率直にお話しするなら、女性たちが逃げ出そうとして酷い扱いを受けるビデオをみたことがあります。
殴られたり、他の酷い目に合わされます。
つまり、女性たちは自分の意思に反してそこにいるのです。現代の性奴隷です。
高額の飲み物代を払う代価として、不幸なことですが、飲み物だけではなく女性を搾取する権利も手に入れるわけです。
(ニュースここまで)

フィリピン人女性の性的搾取は、次のような方法で行われる。

(貧しいフィリピン人女性・韓国政府・在韓米軍の図解)

韓国人プロモーターと現地協力者が、韓国で働く歌手を募集していると言って、貧しいフィリピン人女性を騙す。

次に、韓国政府が、嘘だらけの契約書に署名させられたフィリピン人女性たちに、「芸術興行」という名目の「E-6ビザ」を発行する。

韓国に連れてこられた後で、女性たちは、音楽施設ではなく米軍基地周辺に設置されたジューシー・バーが彼女らの職場であることを知らされる。

ジューシー・バーで、女性たちに課せられる勤めは、歌うことではなく、米兵への性的サービスが付帯する高額の飲み物の販売である。

在韓米軍は、2004年、キャンプタウンでの買春行為を禁じる「ゼロトレランス」対策を導入したが、2014年に星条旗新聞は次のように報じている。

米軍関係者向け日刊紙「星条旗新聞」2014年7月6日
(映像:星条旗新聞サイト記事 - Air Force: Crackdown on 'juicy bars' in South Korea paying dividends - Pacific - Stripes

「ゼロトレランス」導入後も米兵はバーへの立ち入りを許されており、在韓米軍は「なんらかの出来事」が起きていることは認識しているが、十分な証拠がないと述べている。

「なんらかの出来事」が起きている証拠であれば、ここに存在する。

(映像:大韓民国国家人権委員会によるE-6ビザ保持者の人権状況に関する調査│2014年12月17日発表 データによる円グラフ)
  • 性的暴力(女性のE-6ビザ保持者の中で)
    68.0%

  • 契約書と異なる仕事をさせられた
    62.9%

  • パスポートの剥奪
    46.0%

  • 賃金未払
    53.4%

なぜ韓国政府は、在韓米軍のための性奴隷である可能性を十分に知りながら、「E-6ビザ」をフィリピン人女性に発行し続けるのだろうか?

(写真:E-6ビザ、エイズ/HIV検査スピッツ)

一つの手がかりとして、2010年まで、E-6ビザの申請者には、なぜかエイズ検査が課せられていた。

ハーバード大学で社会学の教鞭をとるサンスーク・ムーン教授が、この問題に関して明確な見解を述べている。

(写真:ハーバード大学社会学部サイトSeungsook Moon教授のページ / Maria Höhn著 Seungsook Moon編集『OVER THERE』表紙)

ムーン教授によれば、E-6ビザは、米軍基地周辺で売春婦として働く韓国人女性が現象したため、外国人女性を調達する目的で設けられたのだという。

これが事実ならば、韓国政府は、在韓米軍のための人身売買に、直接に、そして積極的に関与していることになる。

(写真:「キャンプタウンでの売春と帝国主義的な地位協定」『向こう側で』(原題『OVER THERE』)サンスーク・ムーン、マリア・ヘーン共著 デューク大学出版 342p)
Camptown business owners in Korea discovered that foreign migrant women were amply available as they faced a mounting shortage of labor in the 1980s. These businessmen had experienced a decline in the camptown economy during the 1970s, when the number of U.S. troops in Korea was reduced by 20,000 and the value of the U.S. dollar depreciated significantly. Yet the supply of young and undereducated Korean women desperate enough to work in camptown clubs remained steady. In the process of rapid industrialization and urbanization, however, native Korean women found better employment opportunities elsewhere, and the business owners asked the Korean government to allow them to import foreign workers. In 1996, the Korean Ministry of Culture and Sports granted the Korea Special Tourism Association (KSTA), an organization of camptown club owners, the privilege to invite foreign entertainers to work in the clubs (Ko et al. 2006, 40-41). Initially, the business owners imported foreign entertainers from several countries, from Nepal to Peru, but found Filipinas and Russian women most suitable for their business.
The key component of this mechanism of supplying transnational entertainers has been the E-6 visa, which was created in 1993 (Sŏl et al. 2003b, 44). While the visa has admitted both male and female entertainers, women have represented a majority of such entertainers since 1996...

キャンプタウンでの売春が、外国人女性に「外注」されるようになる前には、韓国人女性が、米軍のための「エンターテイナー」の役割を負わされていた。

(疎外された女たち(The Women Outside):韓国人女性とアメリカ軍 1995 米兵とアジア人女性の写真)

(HeiSoo SHIN教授のインタビュー映像)
歴史的に、韓国では、女性は国家によって国益のために利用されてきました。
日本の植民地時代には、女性は日本兵に奉仕するために利用されました。
アメリカが引き継いだ後には、韓国人女性はアメリカ軍の売春婦として利用されました。
女性は、また軍事的のみならず経済的にも利用されました。
例えば韓国が外貨を必要としたとき、韓国人女性はドルの稼ぎ手として利用されました。
性的に奉仕し、米兵に搾取されるこれらの女性たちは
さまざまな理由のための(に)そうせざるをえないのですが、経済が最も主要な理由です。

韓国では、元日本軍慰安婦たちが国宝のように大切に扱われる一方で、元米軍慰安婦たちは、全く顧みられず放置されてきた。
(写真:ベッドに腰掛ける元米軍慰安婦と思しき女性 身体から医療用のチューブのような管が伸びている)

2014年には、120名を超える韓国人元米軍慰安婦たちが、謝罪と賠償を求めて、韓国政府を相手に訴訟を起こした。
(写真:デモとシンポジウムの光景)

韓国政府が元米軍慰安婦を無視してきたのとは対照的に、日本政府は1995年、元日本軍慰安婦へのお詫びと償いのため、アジア女性基金を設立した。
(映像:アジア女性基金のウェブサイト www.awf.or.jp

アジア女性基金は、日本国民から寄付を募り、元慰安婦一人当たりに最低200万円を、日本国総理大臣のお詫びの手紙を添えて送った。
(写真:総理大臣小泉純一郎によるお詫びの手紙(2002))

しかし、韓国の主要な活動家団体、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)は、アジア女性基金による謝罪と賠償を拒絶すべきだと訴えた。
(写真:挺対協?デモの光景)

七名の韓国人元慰安婦が、アジア女性基金の謝罪と賠償を受け入れたが、彼女たちは後に、韓国政府と挺対協から迫害を受けた。
(写真:アジア女性基金の謝罪を受け入れた七名の韓国人元慰安婦の一人、朴福順 1994年10月靖国神社にて撮影、産経新聞2014年10月26日の記事より)

日韓の二つの軍用売春を比較してみよう。

日本軍慰安婦基地売春(韓国米軍慰安婦)
70年以上前に発生し、終戦とともに終結した現在も進行しており、いまだに根絶できずにいる
既に謝罪と賠償を済ませた謝罪も賠償もしていない
事例は多種多様であった(第1部、第2部参照)事例はより単一化している(人身売買被害者へのE6ビザ発行)
政府の関与があいまいであり、間接的である政府の関与が明確であり、直接的である

(写真3枚:元日本軍慰安婦、CNNニュースで取材を受けていたジューシーバー被害女性、ベッドに腰掛ける元米軍慰安婦と思しき女性)

このような女性たちの被害を防ぐために

実際に何が起きるべきなのだろうか?

無関係な国に
石碑を建てることだろうか?
(写真:慰安婦碑での記念撮影)

同じ問題が
自国で起きている時に
国連総会で
隣国を非難することだろうか?
(写真:演説するパク・クンヘ韓国大統領)

現在の人身売買の被害者を
全く放置しながら
過去の人身売買の被害者を
憐れむことだろうか?
(写真:在韓日本大使館前の慰安婦像)

泣く演技の技術を
磨くことだろうか?
(写真:慰安婦像でパフォーマンスを行う泣き女)

売春とは何かを子供たちに説明することだろうか?
(写真:子供および元慰安婦女性などが慰安婦像を中心に写った記念撮影)

この動画は、西洋美術のある有名な主題を取り上げて開始された。

「サビネの女たちの略奪」

(絵画3つ)

この動画は、西洋美術のもう一つの主題を取り上げて締めくくられる。

「キリストと姦淫の女」

(絵画4つ)


朝早くまた宮にはいられると、人々が皆みもとに集まってきたので、イエスはすわって彼らを教えておられた。すると、律法学者たちやパリサイ人たちが、姦淫をしている時につかまえられた女をひっぱってきて、中に立たせた上、イエスに言った、「先生、この女は姦淫の場でつかまえられました。モーセは律法の中で、こういう女を石で打ち殺せと命じましたが、あなたはどう思いますか」。彼らがそう言ったのは、イエスをためして、訴える口実を得るためであった。しかし、イエスは身をかがめて、指で地面に何か書いておられた。彼らが問い続けるので、イエスは身を起こして彼らに言われた、「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」。そしてまた身をかがめて、地面に物を書きつづけられた。これを聞くと、彼らは年寄から始めて、ひとりびとり出て行き、ついに、イエスだけになり、女は中にいたまま残された。そこでイエスは身を起こして女に言われた、「女よ、みんなはどこにいるか。あなたを罰する者はなかったのか」。女は言った、「主よ、だれもございません」。イエスは言われた、「わたしもあなたを罰しない。お帰りなさい。今後はもう罪を犯さないように」。
ヨハネによる福音書8:2-11

(製作者)

(支援依頼)


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『慰安婦神話の脱神話化』第2部 書き写し

posted by ぱじぇんと | コメント(0) | トラックバック(0) | 資料
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