2015年8月22日

政府、菅官房長官の発言を改変するようマスコミに圧力か - 「洗脳」?「宣伝」?

(▼追記2および関連記事

今日22日、青森県弘前市で講演した菅官房長官の発言について、時事通信が野党・マスコミが洗脳=菅長官"と伝えていたが、その後同記事のタイトルが"専守防衛は不変=「徴兵制あり得ない」−菅長官"とすっかり変更されていた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015082200203(当該記事)

記事本文中では、「洗脳」の言葉が「宣伝」に差し替えられていた。
「戦争法案だとか徴兵制復活だとか、全くありもしないことだ。そうしたことが一部野党やマスコミから宣伝されている、日本の自衛のためであり、他国のために一緒に戦争するものではない」と説明した。

下記が改変前のもの。(MSN ニュースによる転載)
「戦争法案だとか徴兵制復活だとか、全くありもしないことだ。 (反対派は)一部野党やマスコミから洗脳されている。日本の自衛のためであり、他国のために一緒に戦争するものではない」と説明した。
野党・マスコミが洗脳=菅長官 - MSN ニュース

記事見出しが変更されたのは、「洗脳」を「宣伝」に変更したことを隠すのが目的だろう。

このニュース、NHKでは、問題の部分以外でのみ菅氏の肉声を使用し、当該の箇所はアナウンサーが伝えた。こちらも「宣伝」になっているが、文章が幾分異なっている。
「戦争法案とか、徴兵制復活だとか、全くありもしないことを一部の野党やマスコミが宣伝しているが、そうした誤解を解くべく国会で丁寧に、しっかり説明させて頂きながら法案を成立させて行きたい」と述べ…
官房長官、安保法案 今国会成立の考え重ねて示す - YouTube

時事通信は「記事の間違いを修正した」とも伝えておらず、またNHKのわざととも思える編集の仕方を見ても、「洗脳」という言葉はさすがにまずいと考えた政府が、マスコミに圧力を掛けた可能性が疑われる。あからさまな「言論統制」以外のなにものでもない。

与党議員が「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい。」と放言するところを見ても、自民党内には「マスコミなど、力で押さえつければいい」という驕った考えが蔓延しているのだろう。
また、唯々諾々とそれに従っているマスコミ。

この国では、政府も、マスコミも、官僚も、司法も、みんな腐っていて、あちこちから腐臭が漏れだしている。

ーー
(追記)
NHKによる文章は、口語としては整い過ぎており、編集されていることがうかがえる。動画でも、メモを見ずに聴衆に語っていた様子。
改変前の時事通信のものが、実際の発言を列挙したものとして、元の形に近いのだろう。


(追記2)
NHK、そして記事をすでに配信してしまっており、それを改変した時事通信を除いて、大手マスコミは、これについて沈黙を守っている。
朝日新聞は講演については伝えたものの、肝心の箇所に触れていない。また、最も政権よりの産経や読売が、菅氏の講演自体を伝えておらず、非常に不自然。

そんな中、青森県弘前地区の地方紙「陸奥新報」が問題の発言を「洗脳」と伝えている。
菅長官は「平和国家としての歩み、専守防衛などの基本方針は全く変わらない。戦争法案だとか徴兵制復活だとか、全くありもしないこと。一部野党やマスコミから洗脳されているが、誤解を解くべくしっかりと説明したい」と述べた。
官房長官が弘前で講演「戦争、徴兵制は誤解」 by 陸奥新報

口語として自然であり、菅氏本人の実際の発言を最も忠実に伝えているように思える。
地方紙にまでは政府の圧力が及びにくいということだろうか。
(注記:陸奥新報の記事も24日夕刻「洗脳」から「宣言」に書き変えられたようです。)

(関連記事)
「洗脳」か「宣伝」か - 菅発言の真相は闇に葬り去られるのか

posted by ぱじぇんと | コメント(0) | トラックバック(0) | 本編
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